STADは、脳損傷後の失語症・構音障害・その他の高次脳機能障害をスクリーニングする検査です。
患者さんの状態を早期に把握し、詳細な評価やリハビリテーションへつなげることを目的として開発されました。
言語聴覚士が患者さんを理解する、その第一歩を支えます。

初診時の評価に、
迷いや不安を感じていませんか?

「自分なりに作成したスクリーニングを使っているけど、適切なのか自信が持てない」

「スクリーニングでは、何を確認すればよいか分からない」

これは、多くの言語聴覚士が臨床の中で経験する悩みです。
特に初めて患者さんを担当する場面では、限られた情報の中で状態を把握し、その後の支援につなげる判断が求められます。

STADは、そんな臨床現場の課題から生まれました。
初期評価に悩む言語聴覚士が、患者さんの状態を見極め、次の一歩へ進むための道標となることを目指しています。

STADの特徴

臨床で活用するためのスクリーニングテスト

STADは、以下の3領域から構成されています。

言語検査

理解、表出、復唱などの言語機能を確認

構音検査

発話の明瞭性や発語器官機能を確認

非言語検査

コミュニケーションに関わる認知機能面を確認

臨床現場で必要とされる情報を効率的に把握できるよう設計されています。
健常者222名の標準化データと、全国20施設・脳損傷例314名のコホート研究に基づいて検証されています。

STADが生まれた背景

臨床で感じた課題を、評価ツールへ

STADの開発者である荒木謙太郎は、言語聴覚士として臨床に携わる中で、初診時の評価やスクリーニングの難しさを経験しました。

「初診の臨床で患者さんの状態を適切に把握するにはどうすればよいか」

その問いから、研究と臨床実践を重ねながらSTADの開発が始まりました。
同じように評価に悩む言語聴覚士の力となり、より良い支援につながること。
それがSTAD開発の原点です。

多くの臨床現場から支持されています

STADは、研究と臨床の両面から検証を重ね、多くの言語聴覚士に活用されています。

  • 全国3,600名以上の言語聴覚士へ提供
  • 学会発表・論文発表による研究成果
  • 第2回言語聴覚研究 優秀論文賞
  • 第21回脳機能とリハビリテーション研究会 優秀発表賞

臨床で使いやすいこと、そして根拠に基づいた評価であること。
その両方を大切にしています。

STADをご利用いただいた方の声

言語聴覚士 U様

どうしたら患者様の負担を減らして、早く症状を理解できるか。
どうしたら短時間でスクリーニングができるか考えていました。
STADを活用しながら、実践の中で理解を深めていきたいと思います。

言語聴覚士 M様

新患評価では、経験によって評価視点に差が出ることがあります。
STADを通じて、評価すべきポイントを整理することができました。

推薦

清水栄司 教授

千葉大学大学院医学研究院・医学部 認知行動生理学

今後もエビデンスに基づくSTAD研究の発展と、コミュニケーション障害を有する多くのクライアントへの貢献を期待しています。

荒木謙太郎氏は脳損傷例におけるコミュニケーション能力を評定する言語障害スクリーニングテストの研究に尽力しておられます。

同テーマにおいて千葉大学大学院医学研究院修士課程・博士課程を修了されました。

今後もエビデンスに基づくSTAD研究の発展と、コミュニケーション障害を有する多くのクライアントへの貢献を期待しています。


小薗真知子 教授

熊本保健科学大学 リハビリテーション学科 言語聴覚学専攻

言語聴覚士の仕事の究極は、「Art」職人技に通ずると思っています。

障害の本質を的確にとらえ、どのような指導がその人の生きる力に必要なのかを考え抜く仕事だからです。

言語聴覚士としての技術や知識の基礎固めとして、STADは大きな力になるでしょう 。個性的で天才と呼ばれた画家達も、初期には基本のデッサンを飽くことなく繰り返しています。